簿記の全体の流れは、簿記を把握するうえでとても大切です。
簿記3級の試験の勉強についても、
今自分がどこを勉強しているのか、ということを考えながら
勉強すると、理解が深まりますし、
試験自体も、第1問は日々のこと、第3問は決算、
となっているので、明確に区別されています。
簿記の参考書には大体、全体図があると思います。
こんな感じ
全体図は印刷して机の前に貼ったり、持ち歩いて都度見たりすると良いでしょうね。
トイレに貼るのも良いと思います。
なんにせよ、簿記全体の流れは基本中の基本であり、とても重要なものでもあるので、
もう確認しすぎるということはありません。
しっかりと目に焼き付けましょう。
簿記全体の流れとしては、大きく「日々やること」と「決算」に分かれます。
試験では、「日々やること」が第1問、「決算」が第3問となります。
・日々やること
取引
↓
仕訳
↓
総勘定元帳に転記
・決算
試算表の作成
↓
決算整理
↓
貸借対照表・損益計算書の作成
↓
勘定の締め切り
簿記の目的としては、取引の最終的な報告書を作成する、
ということになるので、
報告書作成に向かって日々進んでいくということですね。
報告書が、貸借対照表と損益計算書ということになります。
貸借対照表が財政状態を表し、
損益計算書が経営成績を表します。
決算は年に何回かやるところもありますが、
個人事業の場合は1月1日から12月31日までの1年になります。
法人なら、4月1日から3月31日というところも多いですね。
なんにせよ、簿記3級では決算は1年ごと、となります。
1年に1回ですので、1年間の結果、ということになります。
それ以外にも月ごとに試算表を作ったりもします。
月ごとのことは、第2問に若干関係してきますが、試験ではあまり出ません。
でも、流れとしては覚えておいたほうが理解がしやすいですし、
実務的には重要なようです。
(ようです、というのは僕が実務をやっていないためで断定はしていません・・・)
まあ、1年分を一気にやるというのはさすがに多すぎて無理なので、
1月ごとに締めておくほうが合理的でしょうね。
この、全体の流れを押さえたうえで、
今どこをしているのか、ということを意識しながら勉強すると、
理解がとても深まります。
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